ペット

先日、ある友人からもう一度犬でも飼ってみようかなと相談を受けました。彼は自分より少し歳上で五十代半ばの人ですが今年の春先まで『ラブラドールレトリバー』の雌犬を飼っていました。推定、12歳でした。この犬は、前の飼主さんが便利屋さん(なんでもひきうけてくれる会社)に駆け込んだ後に、便利屋さん経由でその友人宅にやってきた経緯があります。ですから名前や年齢も不明で約4年間一緒に過ごしたそうです。やっぱり飼うとなると前と同種の犬がいいんでしょうね。実は自分も現在二頭目なのですが前と同じ犬種になってしまいました。雄雌の違いはありますが飼主や周りの環境が同じなのも関係しているのか、だんだんと前の犬に似てきた感じがしないでもないですが.......。近所のペットショップを覗いても小型犬はたくさんの犬種も揃っていていいのですが、大型犬となるとどうしてもその場にはいなくて予約優先になってしまうそうです。自分としてはブリーダーさんから直接飼うほうがいいんですが、その場合でもやっぱり今すぐにはなかなか難しく建築といっしょで何事も計画性が重要である事を実感しました。最近は新築やリモデルにも『ペット共生住宅』とチラホラ聞くようになってきました。ペットを飼う人からすれば家族同然ですから当たり前の話ではあるのですが、どこまで反映させるのか、また犬と猫でも違ってきますし豚なんかも実際に公園で見たりもします。今までもペットのいるご家族の設計はさせていただきましたがここでは内飼いに限って書かせていただきます。先ずは犬、猫の寝る場所の要求がなされます。特に犬は結構なスペースを必要としますので注意が必要です。犬によっては絶対に犬小屋の中でしかダメな場合やお施主様の外出時は犬小屋の入れておく習慣の人もいらっしゃいます。猫の場合はどうしても爪を研ぐ習性があるので壁、床材にこだわる必要があります。床材といえばフロアリングが主流ですがそのままでは滑り易く歩き方が不安定になってしまって腰にかなりの負担がかかってしまいます。

実際、自分が前に飼っていた犬ですが10歳を過ぎた頃にヘルニアになってしまい、かわいそうな事をした経験があります。我家のフローリングが直接の原因なのかは不明ですがそこらあたりは気をつけて設計してあげたいですね。最近では滑り止めのオイルを後塗りしたり、石やタイルを貼ったり、一部屋だけ長尺塩ビシートを敷き詰めたりと、いろいろ経験させていただきました。ペットショップは掃除のし易さを考慮してか長尺塩ビシートがよく見られます。また、フロアリングの上にご自身の好みの絨毯を敷くだけでも効果はあると思います。特にこの時期はホットカーペットが重宝されるのではないしょうか。価格もリーズナブルでサイズも模様も揃っていますし。これからもちょくちょくペットネタも公開していこうと思います。因に、ここ最近は犬を飼っていますが幼いころから飼っていたのは猫だったので本当は猫派なのです。

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